環境と心の変化 - のんびりゆっくりのどかな暮らし🌱

予定がいくつも入るようになり、いつもより忙しい１週間でした。

今就労に向けて施設の体験を受けているところです。

集団の中で過ごす。駅まで自転車で行く。電車に乗る。。。

慣れない作業をしたり人と話す機会が増えるので疲れるのは想定内でしたが、まわりの方たちのフォローのおかげで少し緊張がほぐれました。

情景や匂い、雰囲気は記憶として残っているものでトラウマ的なものを一瞬思い出してしまい泣きそうになりかけましたが、今はこういう状態なのは仕方のないことだと思い直しました。人間関係は決して悪いわけではなかった、ただ理不尽なことに非常に傷ついてしまった。早く慣れようと必死に頑張っていたなぁ、楽しく仕事できていたなぁと思うと少し悲しい気持ちにもなりますが、仕事を続けていたら自分の特性を知ることはなかったかもしれない、とも思います。あの頃よりできなくなったことは多いかもしれないけど、発達障碍という自分の特性を知ることができたことは大きいです。

発達障碍というものは特性による視点の違い、人よりできる部分、人よりできない部分の差がありアンバランスなんですね。

私の場合は自分の想いを相手に伝えることが非常に苦手です。人の集まる場には何度も参加しているし、発言もしています。それでも苦手なままです。言語化が下手なことや、捉え方の違い、周囲が気にならない些細なことをずっと気にして引きずってしまう等があります。

苦手なことを克服しようとがんばることは悪いことではありませんが、がんばって克服できることとどうしても克服できないことが出てきます。

克服できないことに対し私はできないと落ち込むのではなく、これは苦手なことなんだとまず認識することが大事です。

苦しいのは認識のズレが大きいからだと思います。

自分の理想像や憧れの人と対等になりたくて、そこまでもっていこうとします。

しかし、実力も経験もないまま同じことをしてもまず失敗します。（タイミングよく成功することもありますが）自信が失いのに、失敗をしてますます自信を失くすループにはまります。理想が高いのは、これくらいできないとだめだ、なんでこんな簡単なこともできないんだ、どこかで自分はこれくらいできる（はず）と思っているからではないでしょうか。私はそれに当てはまります。

ゴールまでの過程をすっ飛ばし、早くゴールに辿り着きたいと焦ってしまうのですね。そのため自分に非常に厳しく、常にお尻を叩いてこれくらいできないと恥だ！くらいに追い詰めて頑張っていました。自分に厳しいと周囲に対しても厳しい目を向けてしまいます。あれはだめだ、これはだめだ、と周りに強要し、もちろん自分もそれができないので苦しくなっていきます。

目標を決めるのはいいけれど、いきなりそこに到達はできません。段階を踏んで少しずつ達成していくことで身についていきます。頭ではわかっているのだけど、心のほうが追い付かないようでそれがモヤモヤとした形で出てきます。

日々の何気ない出来事を振り返りブログなどで記録しているのは、そういったモヤモヤを言語化して意味づけするためでもあります。

私が焦らずゆっくり、のんびりと言っているのは早く先に行きたい、答えに辿り着きたいという衝動性があるからです。何かをしていなければ落ち着かないという状況がずっと続いていましたが、これって自然なことではないですよね。

そこに「自分のやりたいこと」がなく、まわりがやっているから、仕方ないから、惰性で生きる。そりゃぁ楽しい人生なわけないよね、と思います。

少し前まで絶望感が消えないことを書いていましたが、今は心に変化があり、前向きな気持ちが出ています。施設の体験がきっかけでやる気が出てきたようです。自分のことを知りたいと思っていたし、苦手なことを練習させてもらえるので失敗を極端に恐れる自分にとってはたくさん失敗できる場です。自主的に動くことが基本ですが、サポートが必要な時にタイミングよくスタッフさんがフォローに入ってくれるので安心しました。

以前すぐにやめてしまったB型作業所はハズレくじをひいたようなもので、成功体験ではなく失敗体験となってしまい非常に悔しい思いをしたので今回は慎重に進めていくつもりです。

パートナーが仕事で一週間ほどいない中、家事をやり、一人だと適当に作ってしまうごはんもちゃんと作り、なるべく生活リズムを崩さないよう心掛けました。